内科で治せることや診療内容について

内科とは、主に身体の臓器(内臓)を対象としており、一般的には手術をしない方法で診療を行う科です。診察対象とする部位や内容によって、呼吸器、循環器、消化器、神経、血液、糖尿病、心療、女性など様々な標榜科目があります。

これらの科でできることは、医師が患者から気になる症状や経過を聞き取る問診、熱や腫れ、なんらかの病気に特徴的なサインが出ていないか確認する身体的所見のチェック、血液検査、尿検査、便に血液が混ざっていないか確認する便潜血検査、胸腹部レントゲン、肺活量や呼吸の確認をする肺機能検査、胃カメラ、心電図、臓器の状態をリアルタイムで確認する各臓器エコー検査、心臓の状態をリアルタイムで確認する心エコー、首の両側にある頸動脈の血管や血流の状態をリアルタイムで確認する頸動脈エコー、動脈硬化の状態を確認するABI(足関節上腕インデックス)、睡眠時無呼吸症候群の検査ができる睡眠ポリグラフィー、骨密度検査、認知症の簡易検査などがあります。

患者さんの訴えを聞いて、以上のような問診や各検査から必要なものを行い(病気・病態によって必要な検査の数は異なります)、その結果から病気や病態を探り出します。そして、薬物治療や食事療法、生活指導などを行っていきます。身体の状態は経過的に変化することも考えられるので、定期的に通院して問診や検査を受けることが多いです。