何となく気分が憂鬱。最初はそんな軽い状態でも、その憂鬱な気分が何日も続くことにより、人は取り返しの付かない鬱状態へと陥ってしまう可能性があります。小さな不安は次第に慢性的なものになり、どんどんと自信を無くしてしまったり、周りが怖くなってきてしまったりと、次第に人付き合いや外出すらも億劫に。仕事や日常生活にまで支障が出てきてようやく病院に行く人が多いのですが、本来なら小さな違和感に気付いた時点で、自分の心を休めてあげなければならないのです。そういったメンタルヘルスの不調は一体何から来るのでしょうか。
原因は大きく分けて二つ。ひとつは精神的な苦痛によるストレスです。これは体調不良のように段階的な変化が現れるわけでもなく、ここまでなら嫌なことがあっても大丈夫、というボーダーがあるわけでもありません。自分でも知らないうちにストレスが溜まっていたとか、また何がストレスになるかは人によってもまちまちのため、どうしても防ぎようがありません。
もう一つは体調不良や体力の低下等からくる精神的な疲れです。やはり身体のエネルギーを使い切ってしまうと、メンタル的にも参ってしまうもの。こちらは適度な運動や食事などで健康を心がけることによって、自分自身でコントロールすることも可能です。少しでも心が辛いと思ったら、まずは無理をせず立ち止まって深呼吸を。それでも酷くなるなら、早めの通院を検討しましょう。